黄檗宗

戻る 隠元禅師(1592-1673)

隠元禅師は中国からの渡来僧侶。

江戸初期、禅が日本に定着するにつれ禅宗寺院は権力と密接な繋がりを強める一方で、本来の禅の精神からは遠ざかりつつあった。ここに隠元が登場し、臨済・曹洞の両宗派に大きな衝撃を与えたのが、明からの渡来僧隠元隆き(王奇)である。



黄檗禅の流れ

隠元語録が端的に現している事、密教と浄土宗の思想(念仏宗)を取り入れた禅風で、戒律を重んじた。

「学道の人は先ず須らく堅く禁戒を持つべし」が隠元の宗旨。

江戸時代、隠元が権力に媚びて沈滞していた日本の禅林に与えた影響は大きかった。

鎖国下の日本の文化に多大なる影響を及ぼしたのも事実である。



黄檗の禅

中国直伝の禅風にあり。一時臨済正宗と名乗る。

建造物も明朝様式で読経も発音は中華風で独特の節回しである。

【南無阿弥陀仏はナムオミトーフゥー】など

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