禅の言葉に戻る  【因縁生起】

■ 因縁生起(いんねんしょうき) ■

縁起(えんぎ)と書けば万人が理解出来る。釈迦の教え
の中核のひとつ。 因縁生起を略したもの。

因とは果を生起させる直接の原因、
縁とは外的・間接的な原因を示している。

因と縁とが関係しあって、あらゆる現象が
生起しているという意味を示している。

広義には法(ダルマ)と同一視してもよい言葉
宇宙の万物の生滅変化を貫く理法とみなされた。

狭義には業感縁起(ごうかんえんぎ)。人間の幸不幸、
社会での成功や失敗を、人間の行為(業)の結果とする。

宇宙の構成要素である四大( 地・水・火・風 )
に空と識を加えた六大縁起も説かれた。

因と縁とで万物が生起(生滅変化)なんていう考えが
お蔭様で・・という感謝の気持ちになるのであろう。

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