料理係の責任者、典座和尚(てんぞおしょう)が
心を込め作った料理「精進料理をいただく心構え」
「赴粥飯法」には食事作法の諸注意が記載される。
・食事中に話は一切しない。
・食事中にきょろきょろしない。
・背筋を伸ばし、坐禅を組んでいただく。
・食器の音を立てない。
・食器は必ず両手で持つ。
・隣の人の椀を覗きこまない。
・食べるときに音を立てない。
・すすって食べてはいけない。
・口いっぱいに食べ物を詰めこまない。
・食べ物を残してはいけない。
・もっと欲しそうな態度をとらない。
・舌で口囲をなめない。
・皆と食べる早さを合わせる。など50項目以上
道元禅師の努力により、「典座教訓」「赴粥飯法」
にて、修行僧の食事作法は非常に美しく完成され、
茶の湯の作法などにも影響を与える教訓や飲食方法
の指針となった。
野狐禅の洋彰庵 ここでひるんではいけない。 五観の偈へ続く